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海、花火大会、そしてまた海、飛んで火にいる夏の虫 - 08/08~08/11

私は珍しく焦らずに家から出る準備に
焦らずにゆったりと朝を過ごしていた。
2泊という時間を気にしなくてもいい安心からなのかもしれない。
それとも、毎日毎日朝を焦って過ごして疲れていく日々に嫌気が指していてのことかもしれない。
もう焦るなんて可哀想な状況に自分をおきたくない。


ナビで最短ルートを検索し、近道を発見した。
いつも通ってる道に近道を発見するのは嬉しい。
積極的にこの機能を使おうと思う。
せっかく月額で料金を払っているわけだし使い道がまた見つかって嬉しい。


駅につくと今どこにいるの?な内容なメールがきたが
きりのいい所で伝えたかったので電車に乗ってから返信した。
電車で音楽を聴くつもりではいたが、本当に聴きたいと思ってから聴きたいと思って聴かなかった。
寝ることも、自然に身を任せたほうがいいと思って
しばらくは起きていた。しかし電車は心地よくゆれる。
気づかぬうちに眠りにつけていた。ありがたい。


藤沢行きの急行の電車に乗ると
アパートやマンションと空ばかりという
私にとっては異様な光景がずっと続いていて
立ちながらずっとずっと外を眺めていた。
ローカルな雰囲気の漂う小田急では
なかなか降りる人がいなくて座れなかったけど
この楽な姿勢でぼーっとこのまま景色を眺めていたかったので、それでよかった。


待ち合わせ場所につくと、まだ来ていなかったので
家のほうに行ってしまおうと、記憶があやふやのまま
進んでみた。電話がかかってきた、どうやら入れ違っているようだった。
頑張って家のほうに進んだのにと笑いながら会った。
夏の太陽が思いのほか爽やかに感じつつ
マックでしゃべりつくしたあと
またペットショップを見に入った。
ネコは狙ってんじゃないのってくらい可愛いし、
インコはばかじゃないのってかんじで可愛いし、
犬は元気すぎるし、文鳥は今日もみんな寄り添っているし。
また見にきてしまうんだろうな。


家に付いてけっこう時間がたってしまっていたので
もう江ノ島に向かおうと、準備をしてふたたび
太陽の下に出た。はやく電車でやすみたかった。
海がどういうものだか実感していなかったので
そんなに期待していなかったのかもしれない。


江ノ島の駅につくと、夏みたいな海みたいな鮮やかな雰囲気が漂っていて楽しくなってきていた。
なんてにぎやかなんだろう。
ここにいるほとんどの人の目的はひとつに見えて
いつもの地元の駅の日常と比べるとやはりここは非日常にみえた。
非日常だ。すごい。


そしてまたマックに行ったんだけど、朝にすでにマックに行ったことなんて忘れてた。
向こうにすぐ海があるみたい。みんな夏っぽい。
食べ歩いていると、すっごいでかいトンビに私の赤とうがらしチキンバーガーを落とされてしまった。
地元では絶対にいないすごいでかいトンビにいきなり襲われて
びっくりしたー、びっくりした。。びっくりした
としか言えなかった。ハンバーガーは美味しいので拾い上げて再びたべはじめた。


海が見えたというよりずらっと並んだ海の家がみえてきた。
日焼けギャルやいかにもっぽい人がたくさんいて
ちょっと怖くなったけど、そんな事気にならなくて
海のすかっとした空気にすでに楽しくなってきていて
もうこれで満足だという感じになっていた。
海の家のお兄さんがロッカーとシャワー室を貸してくれた。安くしてくれた。
今から海ですか?と言われた。ちょっと遅かったかな。


水着に着替えて砂のうえをあるく。
砂はあまりに暑かったのでビーチサンダルを買っておいてよかった。
ずいぶん歩いたあと浅瀬に近づき
波にふれた。最初は冷たいけどなれてくるとちょうどよかった。


はしゃいでいるとライフセーバーの人に遊泳禁止ですと言われ
少ししか海に触れられなかった。
遠くで、深い海のほうと浅瀬まで
20人以上の人が手をつないでつながっていた。
どうやら、誰かが波にさらわれてしまって
救助をしているようだった。
TV局の人のような人が大きなカメラをかまえ
上空にはヘリコプター 海にはライフセーバーのジェット機?がかっこよく泳いでいた。
ライフセーバーはがんばっていた。
うしろを向けば救急車が待機していた。


でも、私たちは海であそびたくて。
浅いところでなんとか海にふれたくて
座ってみたりした。座ると楽しいってはしゃいでいると
ふつうにライフセーバーの人に座らないでください。と言われてしまった。
遊泳できないのかな、と周りを見ると人が遊んでいる場所あってそこに向かって
ふたたびはしゃいだ。
そしてライフセーバーが来てまた人々を注意する。
しかたなく、他の 人がけっこういて遊んでいる場所を探し
またそこにいって遊ぶとまたライフセーバーが。
どうやら、人がけっこう遊んでいるからそこが遊んでもいい場所だということではなく
たまたまライフセーバーの目が行っていない場所というだけだった。
みんな遊びたいんだな。


少し落ち着いていて
海ってすごい楽しい!と完全に娯楽に身をゆだねていた。
浅いところだけど、大きい波がきたときには体がもっていかれたり
砂まみれになったり、そうこうしているうちに蛍の光が流れた。
もう5時だった。
海の家からずいぶん離れていたので遊びながら向かうことに。
そこの江ノ島海岸は岩などはあまりなくて
たまに生きている貝や小さい虫を見つけると嬉しくなった。
人が遊び尽くしたような深く掘られた砂をみたり
引いてしまうほど賑やかな海の家を横目に
もうビーチサンダルなんてはいていなかった。
熱い砂もきにならなくなっていた。


シャワー室には4つ個別にあって
ギャルが3人すでに入っていて私は残りの個室でシャワーをあびていた。
ギャルはどういう会話をするのか興味があるので
聞き耳をたてながらシャワーをあびていた。
会話はというとすごく女の子らしくて
場を盛り上げるのがすごいうまくて、すごいなあと思った。
私たちとはまた違う会話の楽しみ方をきけてよかった。


海の家のまえの階段で美味しいアイスワッフルを食べながら休んでいた。
そして本厚木駅へとむかった。
今日は厚着で鮎祭りと花火大会があるらしい。
電車で休みながら 外はだんだん暗くなっていき
厚木に近づくと車窓から花火がみえた。


すっかり混雑していて
屋台のたくさんあるところを歩いていると
一瞬で終わってしまう夏やこの雰囲気を賑やかに感じるほどに切なくなっていた。
じゃがバターを揚げていてバターもすごい盛ってくれる珍しい屋台を見つけたので、買ってふたりで地べたに座って、
バターって超カロリー高いんだよねと気にしながらもおいしく食べていた。
ふたたび歩き出すと花火のよく見える川の土手までけっこうあるみたいで、途中途中で住宅街のすきまから見える花火に感激しながらあるいた。
優しいおじいさんが、川の土手までもうちょっとだよ。花火あと15分20分で終わっちゃうからがんばりな
と案内してくれた。


土手の上は屋台街と化していた。
鮎祭りということと、鮎が大好きなのとで
鮎が売っているところを探していたけどそこにはなかった。
今日はどうしても、鮎の塩焼きが食べたいな・・・。
そんなことを気にしながらもっと花火がよく見える川のほうへ人混みのなかですすんでいった。


花火の写真をとっているのはもったいない。
花火は写真にとるのって意味がないとおもう。
その生の場の雰囲気を味わってる時間を削るなんてそんな。
あとからどんなに綺麗な静止画をみたってそんな。
花火はその世界を大きな音で支配していた。
空で人の目線を独り占めしていて
たくさんのセミをバグらせたり
私たちをおおーと言わせたりすごかった。
綺麗で大きい花火をむやみやたらに一度にたくさん打ち上げられたときには本当に感動した。


ぼったくりの高い屋台のやたら美味しい食べ物を食べつつ
花火大会が終わった。
人混みが人混みじゃなくなってるくらいに混雑していて
道が道じゃなくなって、人々は道じゃないところまで道にしはじめていた。
私たちもつられてわけのわからない道を歩いた。
どんだけすごい人口密度なの。
念願の鮎の塩焼きを売っている場所をみつけて
すっごい並んでる行列に並んで買って
また地べたに座って 鮎おいしいーって言いながら食べていた。
そんなに時間がたっているというのに、変わらない人混み。
どんだけすごい人口密度なの。鮎おいしいい。


コンビニのトイレに行くのにも並んだ。
駅に行くころにはなんともう10時になっていた。
花火大会がおわったのは8時半だったのに。
目的の駅につくと、自分の故郷でもないのに かえってきたーという気分になっていた。

そして寝る。
楽しかったこと、もう1日目が終わってしまったこと
いろんなことを想っていたらせつなかった。
そのまま寝ていた。
朝になるとカーテンをあけて今日を始めた。
海に行く準備をしはじめて大磯駅にむかう。


大磯海岸には行ったことがないし
でもなんとかなるもので、すんなりと海岸についた。
両側の海の家の人が私たちというお客さんをつかまえようと
とりあいっこされていた。これじゃあ選べないよお
一番最初に目があった海の家の人のほうにいくことにした。
更衣室で着替えて、もうビーチサンダルはもってきていなかった。


大磯海岸は昨日の状態とは違って
大きな岩の向こう側なら完全に遊泳フリーだった。
私は海で泳ぐのは初めてだった。
波にのみこまれてみると、海水が目に入るわ、鼻に入ってすごいつらいわ、口に入ってすっごいしょっぱいを通りこして苦いわで
最初は慣れなかったが回避法をみつけたりして難をのがれていった。
うきわを使ってる人が多くて楽しそうなので
そういうのが売られている海の家を探した。
1時間300円でうきわがレンタルできるらしいのでさっそくレンタルした。


うきわに乗って海に入った。さっきの海と戦う感じではなく平和にぷかぷか浮いてられるのでよかった。
それだけではあきたらず、もっと奥にすすんでいった。
大きい波がきてふりだしになっても潮が引くのを利用して
奥へと走った。
すっかり足のつかない深いところまできていた。
浮き輪がなかったらしぬ・・、とおもった。
うきわに乗りながらカエル泳ぎをしたり、
背泳ぎしてみたり、寝たかんじになってみたりして
大きい波をまった。
大きい波がきても、奥のほうだと波がもりあがるばかりで
もうちょっと沖のほうが波がザバーンとなってすごい勢いになることがわかった。
ここはうきわにつかまってさえいれば安全地帯だ。泳ぎ放題だ。


岩のうえにはずっと見慣れない大きな鳥が毛づくろいしていて
たまに大きい波がくれば少し気にするくらいだった。
少し沖のほうで激しい波にはしゃぐ人たちをみて
私もうらやましくなってそっちに向かって、
大きい波がちょうどザバーンとなるくらいのベストポジションを見つけた。
ライフセーバーの人によると今日は波が高いらしい。


そしてすごく大きい波がきた。
息をはきながら飲み込まれないと大変なことになる。
覚悟をして波にのると、ものすごい力で波に乗り
すごい勢いで進んだ。空を飛んでいるみたい!
うきわがすごくへこんでる!というよりつぶれている。
目もつぶらないとたいへん。
全身が波の力で押されて、やばい。
うきわも縦になり、すごいしっかりしがみついてないとうきわとはぐれてしまう。
こわい。すごい。これがスリルなのか。30メートル以上は波にのった気がする。
もっと味わいたくて、何度もベストポジションに戻り大きい波をまった。
水着が外れたり、足のつかない場所でうきわとはぐれて、うきわの方に泳いでいってもそれでも波に襲われたり
大変な目に遭ったりしたけど、それでもまた大きい波を待ってた。
口のなかがしょっぱすぎてにがい!


5時になろうとしてたけど、ずっとぷかぷかしていたかった。ギリギリまで泳いでいた。
海からあがってシャワーをあびていて目をつぶっていても
まだ海のうえに波にゆられながら浮いているような感覚がして
とても心地がよかった。
肌が綺麗になっていて、早くも全身が筋肉痛になっていた。


コンビニに寄ったあとフライドチキンをかじらせて貰ったりしながら駅にむかった。
塀にたくさんのでっかい貝をコンクリートくっつけている家を見つけたりした。
目的の駅に着き
またあの美味しかったピザ屋さんに向かっていると
小さな夏祭りが開催されていた。
昨日の鮎祭りのときにあった屋台みたいに
ぼったくりの値段ではなく良心的な値段の屋台ばかりで
いやされた。
小さい子供が店番をしているところで
水あめをかってもらうと、思い切り市販の水あめが渡されててウケた。
水飴で少しべたべたになってしまいながらピザ屋さんにむかった。
まさかこの年になっても水飴でべたべたになってしまうとは。もしかしてこれべたべたにならないのって難しいんじゃないの。
でも小さい頃の私も、まさかべたべたになるまいと思って水飴をたべていた。やっぱりべとべとになるんだね。


おしゃれですごく美味しいピザ屋さんで
食べたいだけ頼んで、美味しいおもいをしながらしゃべる話題はなんだか特別なものにかんじられた。
外食って、食べ物だけじゃなくてこんなおしゃれの場を提供してくれてすごくいいなあ。
トイレのドアにはWとMしか書いてないし。おしゃれすぎるのかトイレじゃなくてトワレって書いてあったし。


その夜、ろうそくとライターと100均一で買った花火をもって近くの公園へむかった。
案の定蚊にさされた。
まず線香花火以外の花火を消化し、
線香花火をいきなり2本かさねて融合させたりしてた。
もっと素直な遊び方をしてればよかったんだ。
2本は失敗率がたかいし、3本は激しく火が燃え上がったあと燃え尽きてなにも起きなかったんだ。
線香花火はやっぱりいいなあ。


そしてろうそくに虫がきたと思ってたら
ふつうにろうそくのろうの海にひたって即死した。
飛んで火にいる夏の虫。
まだ火がともっているろうそくを持ちながら帰路につく。
なんだかおしゃれだね。と話して
ろうそくの中に入ってる虫をろうで固めたらどうなるだろうと思って
火を消してふーと息をふきかけてろうを冷まして、
ろうを固めてみた。もう虫が虫に見えなくなってしまった。


旅行最後の夜。せつなくて、でも楽しかった思い出が重なって、
私が泣きながら語って昨日と同じようにねむりについた。
帰らなきゃならない朝がきた。大雨がふっていた。バイトがあるので昼には駅に着かなきゃいけない。
私は体調がよくなくてぐったりしてたのだけど駅まで送ってくれてた。
コンビニでトイレや食べ物を買いすますと、もうおわかれが数分後にせまっていた。あれっ、もうなの。
ありがとう、またね。楽しかったよ。